ナス



ナス 栽培 育て方 ナスはトマト、キュウリ等と並ぶ人気の野菜でインドが原産地の夏から秋にかけてが旬の万能食材です。日当たりと温度に気をつければ初心者でも失敗が少なく十分な収穫が望め、上手く育てれば秋まで収穫可能なことも魅力の野菜で、時期が遅くなってもよいので焦らずに十分に暖かくなってから植え付ける方が失敗の少ない野菜です。



ナス栽培の注意点・コツ

連作障害は出やすい。最低でも3年は期間をあけるようにしましょう。

酸性にはやや強い(pH5.5〜6.0)

日当たりと高温・多湿を特に好む野菜です。

株間は60p前後

他の野菜に比べ水分を好むので露地栽培の場合でも水やりはこまめに行う。

ニンニクや玉ねぎ類を一緒に植えると病害虫予防効果があるといわれています。





栽培時期・期間


ナス栽培 時期 期間

 ナス栽培におけるおおまかな栽培時期・栽培暦は上記の通りとなります。あくまでも標準的な時期を示していますので、実際には皆さんが住んでいる地域の温度により時期は多少前後します。
 おおまかな目安としてナスの発芽適温は20度(11度)〜30度(35度)、生育適温が23度(8度)〜28度(40度) 夜間は16度〜20度(括弧内の温度は限界温度)となっています。寒さには弱いので植え付けは多少遅くなっても夜間でも15度を保てるような時期に行った方が上手くいきます。


土作り

 土作りは種まきもしくは植え付けの4週間ほど前から取りかかります。保温と泥はね防止の為にポリマルチを敷いておくと成長が促進される効果が期待できます。


種まき時期・苗の購入

 ナスの場合は特に苗を購入した方が上手く育てられますが、種から栽培する場合は直径9cmのビニールポットに種を一粒づつ3カ所に植えます。土は種が見えなくなる程度に軽くかけ水はたっぷりとあたえます。成長してきたら一番勢いのある株を残し間引いて第1花が咲く頃まで育てます。植え付けは十分に暖かくなってから水はけを考慮し浅植えとします。
 苗を購入してくる場合、春先のナスはアブラムシが特に付きやすい野菜ですので、苗にアブラムシが付いてないかよく確認してから購入しましょう。アブラムシは繁殖力が強いので、ほんの数匹付いていただけでも数日後には葉っぱ一面に群がってしまうことがありますし。



支柱の立て方

ナス 支柱  ナスは浅植えとするので倒れやすいことから、植え付け当初から仮支柱を立てて補強します。
 その後、ナスの成長にあわせて支柱を補強していくのですが、ナスの剪定は三本立てとなりますので支柱も三本立て、各支柱に枝を1本づつ誘引します。


追肥・肥料

 ナスは肥料を好む野菜です。植え付けて1ヶ月もすると結実しはじめるので、この頃に化成肥料や魚かす、油かすなどをあたえます。その後は20〜30日おきに追肥を行います。


剪定・摘芯

ナスの剪定・摘芯 ナスの剪定は3本仕立てが基本です。この為、1番花の下の2芽を残して伸ばし、他の腋芽はこまめに掻き取ります。


収穫

 1,2番果(花)はまだ株が十分に成長していないので栄養を株にまわす目的で早めに摘み取ります。
 収穫は3番果から行い、早めに収穫した方が柔らかく美味しくいただけます。


切り戻し

 ナスは成長力が旺盛な野菜です。葉が混み合い日当たりが悪くなってきたら枝を切り落として整枝します。また8月にはいり、いよいよ暑さも本番というタイミングで思い切って強剪定します。これを切り戻しといい、1つの枝に葉を数枚残して剪定(場合によっては1枚だけでも可)してしまいます。そして多めの追肥を行い酷暑を乗り切ってもらうのです。
 切り戻ししたナスは地力を取り戻し1ヶ月もすると再び葉を茂らせ収穫が可能となります。

切り戻しイメージ図
ナス 切り戻し


秋ナス

 切り戻しを行い暑さを乗り切り再び成った実を秋ナスといいます。なおナスの収穫はいつまで可能か?となりますと基本的に秋が深まってきても枯れることはありません。しかし成長は止まった状態となり実も肥大しませんので、夜間の温度が15度を下回り、実も開花後3週間すぎても収穫できないようであればその年におけるナスのシーズンは終了と判断して差し支えないでしょう。


病気・害虫


ナス 病気 害虫 ナスは病害虫の多い野菜です。ハダニやテントウムシダマシがその代表格ですが、被害が出始める前から予防的に薬剤散布を行うと被害を軽減できます。
 また気温が下がる秋口には実の食害が目立ち始めます。犯人はイモムシや毛虫、ナメクジと多岐にわたり効果的な対策法がないのが現状です。被害がひどいようでしたら袋がけをするのも一案ですが、袋がけをすると袋に接した実の部分の成長が止まったり、色づきが悪くなったりすることもあります。