ごぼう



ゴボウ ごぼう 栽培 ごぼうは中国、シベリア周辺が原産とされる香り豊かな野菜で、食物繊維やビタミンB・C類、カルシュウム等を豊富に含み、血中血糖値を下げる効果のあるイヌリンという物質が含まれていることなども注目され、近年人気が急上昇してきている健康野菜です。栽培自体はさほど難しくはないのですが、栽培期間が長いのでほぼ1年畑を占領することとなります。
 種類は大きく分けて「長根種」と「短根種」がありますが、栽培条件の制約が多い家庭菜園の現場では栽培期間が短い「短根種」が向いています。はじめてごぼう栽培にチャレンジする場合はまず短根種から初めてみて、慣れてきたら長根種に挑戦してみてはいかがでしょうか?



ごぼう栽培の特徴・コツ

 ほうれん草と相性が良く、ウリ科野菜とは相性が悪いといわれています(前者は生育を助け、後者はネコブセンチュウを増やす)。

直根性なので根が伸びやすいように深く丁寧に耕すのが品質の良いごぼうを育てるコツです。

連作障害が出るので栽培期間は4〜5年空けるようにしましょう。

肥料が根に当たると割れ根をおこすので元肥は種の真下には施さないようにします

株間は10p間隔とする

酸性に弱いので苦土石灰による土壌改良はしっかりと行いましょう。



ごぼう の栽培マニュアル


ごぼう 栽培 マニュアル カレンダー

 ごぼう栽培におけるおおまかな栽培暦(カレンダー)は上記の通りとなります。あくまでも標準的な時期を示していますので、実際には皆さんが住んでいる地域の気候や栽培する品種により時期は多少前後します。おおまかな目安として発芽適温、生育適温共には20〜25度ですが、暑さ寒さにも比較的強く多少の低温・高温でも発芽、生育します。また温暖な地域では秋に種を蒔いて翌年の初夏に収穫する事も可能です。



土づくり

 ごぼうはアルカリ性の土を好みますので(pH6.5〜7.5)。酸性土の高い土は種まきの2週間前に苦土石灰を施し根が深く伸びるので40〜50センチほどの深さまでよく耕しておきます(耕す深さは品種によって異なってきますので事前に確認しておいて下さい)。元肥は施さないか、土地が痩せている場合は苗の列沿いに堆肥及び化成肥料を施します。また土が硬い場合は2週間以上前に完熟した堆肥を施しよく土と混ぜておきます。



種まき

 種蒔きは10センチ間隔の点まきとし、一昼夜水に浸した後に深さ2センチの穴に種を4〜5粒ほど蒔きます。土をかけたあとは軽く押さえまんべんなく水をやります。ごぼうの種は光が届かないと発芽しないので、種まきの覆土は薄くするのが種まきの際の重要なポイントです。種まきから発芽して芽が出るまでは2週間ほど時間を要します。



間引き・追肥・土寄せ

ゴボウ ごぼう 栽培 マニュアル 発芽し本葉が3〜4枚ほどとなってくると株間が密集してくるので10センチ間隔に1株となるように、元気な株だけを残して間引きます。その後草丈30センチほどに成長するまで、株の脇に追肥を2回ほど施し、両側から土寄せして雑草の繁茂や乾燥を防ぎます。また芽が出てから2ヶ月程度は生育速度が遅く雑草に負けてしまうこともあるので除草作業はこまめに行うようにしましょう。
 ごぼうは栽培期間が長く肥料不足になるとごぼうに「す」が多くなるので追肥はしっかりと行いましょう。



収穫

 収穫は地上部が枯れ始めた頃が目安となりますが、根本が親指大ほどに肥大していたら若採りも可能です。また品種ごとの収穫日数も重要な目安の1つとなります。
 堀上げる際には葉柄を刈り取り、事前に根に沿うように深く土を掘ってから引き抜きます。収穫時は時間をかけずに素早く行い乾燥させないようにするのが品質を保つコツです。



ごぼう栽培の失敗例


病害虫

 ごぼうによく付く害虫としてはアブラムシがあげられますが、他にもヨトウムシやネキリムシ類も発生します。また病気はモザイク病や黒斑点細菌病、うどんこ病などに注意して下さい。



連作

 ごぼうは連作障害の出やすい野菜で、連作をするとネコブセンチュウの被害が出てくるようになります。ネコブセンチュウは一度発生すると駆除が難しく他の根菜類にも被害を及ぼすのでごぼう栽培にかぎらず野菜の根部は常に注意して見るようにしましょう。