生姜(しょうが)



生姜 栽培 生姜はワサビとともに古くから日本料理に使われてきた香辛料で、平安時代の頃から利用されてきました。香辛料の他にも漬物や薬用としても利用されることもあり家庭に欠かせない食材となっています。
 熱帯アジアが原産の野菜である為、高温多湿を好み寒さには弱いので北海道での栽培は適しません。
 根の大きさによって小ショウガ、中ショウガ、大ショウガに分けられますが、育てやすいのは大ショウガで、もし始めて生姜の栽培にチャレンジするのであれば大ショウガから始めてみるとよいでしょう。ちなみに一般的にスーパー等で販売されている生姜は大ショウガになります。





生姜 栽培の注意点・コツ

連作障害が非常にでやすい野菜です。

乾燥に弱く過湿にも弱いので、保水性のある土壌でそだてましょう。

株間は20〜30p、深さ5〜8cmを目安に植える。

ジャガイモとは相性が悪いので近くに植えない。

適切な土寄せ作業を行う事で大きな根が収穫できます。





栽培 時期・栽培暦


生姜 栽培暦 カレンダー

 生姜の栽培におけるおおまかな時期・栽培暦は上記の通りとなります。あくまでも標準的な時期を示していますので、実際には皆さんが住んでいる地域の温度により時期は多少前後します。
 おおまかな目安として生姜の発芽温度は15〜18度(最適は30度)、生育適温が25度〜28度となっており、35度以上や15度以下で株は衰弱し枯死することもあります。


芽出し

 生姜はそのまま畑に植えても芽はでますが、発芽までに日数を要するので(通常1ヶ月ほど)事前に「芽出し」をしておくと育てやすいです。
 芽出しは植えるまえに1〜2日ほど日光に当て乾燥させます。これだけでも発芽は促進されますが、地温が低い地域などでは箱植えして(覆土は3〜5pほど)保温しながら芽出しし、株の高さが7pほどになり地温も十分に上昇した時点(15度以下だと腐ってしまうこともあります)で畑にうえます。
 もちろん芽出しせず畑に植えても大丈夫ですが、日光に当てる作業やポリマルチなどの保温対策を施すことにより芽出しまでの日数を短縮することができます。


土壌・連作

 生姜は乾燥に弱い反面、過湿では根が腐るので保水力がある土壌、つまり団粒構造の土で育てるのが理想です。家庭菜園の畑ではなかなか理想の土壌にするのは難しいですが堆肥を混ぜ、なるべく生姜栽培に適した土壌に近づけるようにしておきましょう。なお水はけの悪い土壌では根腐れしてしまうことがあるので、降雨時に水たまりができるような土壌での栽培は控えた方が無難です。
 また生姜は連作を嫌う典型的な野菜のひとつです。生姜を栽培する際には4〜5年の輪作とし、その畑で過去にどんな野菜を育てていたかも調べておきましょう。ちなみに連作障害を起こした場合はあっという間に立ち枯れしてしまいます。


植え方

生姜の植え方  種生姜を新芽が2〜3個付くように分割し(おおよその目安として一かけ50〜130gの間)、株間は20〜30p、深さ5〜8cmを目安に植えます。もし種生姜が小さければ株間を狭く、大きかったら長くとるように調整し、芽が出やすいよう深植えとならないようにするのがポイントです。また畝は幅60〜80p、高さ10p程度とします。


肥料

 苦土石灰を施した後、元肥として堆肥か化成肥料を施します。
 追肥は梅雨明けを目処に1ヶ月に2回程度の頻度で土寄せと同時に行います。
 生姜は芽が出やすいように浅く植えるのが基本ですが、種生姜の上に新生姜ができるので土寄せを行わないと新生姜が地上に出てきてしまいます。新生姜が日光に当たると緑色になり食感や味覚も劣るので土寄せは生姜栽培におけるもっとも大切な作業の一つとなります。


敷きわら

 前述してあるとおり生姜は乾燥に弱い植物ですので、梅雨が終わった頃に敷きわらをして土の乾燥を防ぎます。ビニールマルチでもよいのですが、真夏の日差しで温度が上昇し高温障害を起こさないように気を付けてください。また敷きわらのかわりに段ボールや新聞紙を敷いても構いません。


収穫

 生姜の収穫は夏から始まります。
 まず夏に根元が赤くなったところを葉ショウガ(筆生姜)として収穫できます。
 さらに葉が黄色くなる頃には新ショウガやひねショウガ(植え付けた種ショウガ)も収穫できます。
 収穫は必要な分だけ随時行いますが、霜が降りる前には終わらせるようにします。
 また葉ショウガを収穫するときは種ショウガを傷つけないように注意して下さい。
 


病気


 生姜の主な病気としてはウィルス病、紋枯病などがありますが、夏に葉が黄色くなったらまず水切れを疑い水やりをしてみましょう。
 害虫はアワノメイガやネキリムシが発生します。


プランター


 生姜は標準的なプランターでも栽培することができます。
 プランターで栽培する場合も基本的には露地栽培に準じますが、プランター栽培の場合は特に水切れに注意して育てて下さい。