家庭菜園 コツをつかめば初心者でも簡単



家庭菜園 皆さん家庭菜園と聞いてまず最初にどのような事を思い浮かべますか?安心で美味しい採れたての野菜が収穫出来る一方で専門的な知識や労力、広い庭が必要等々色々あると思います。
 しかし筆者が長年業務を通じて多くの方とお話をした経験から述べさせていただくと、大半の方が正しい知識を持ち合わせてなかったり、知識を見つけていても教科書通りに従い杓子定規に家庭菜園を行っていたりしています

 野菜も私たち人間と同じ地球上の生物です。同じように育てても、それぞれ個性や収穫量が異なるのはあ当たり前の話。ましてやその土地の栄養や気象条件、病害虫の有無といった外部環境にも左右されるのですから、上手く育たない事もあれば、びっくりするくらい美味しい野菜が大量に採れる時もあります。
 大切なのは野菜作りの基礎的な知識やその理由を覚え、年間を通じて刻々と変化する気象条件や皆さんの生活環境に応じて臨機応変に対応していくことです。
 つまり正しい知識やトラブルの発生する原因を身につけ、それを自分の環境に合わせて応用していく。これが大事だと思うのです。
 例えばナスは他の野菜に比べ暖かくならないと発芽しません。ですから基本的には地温が20度近くになってから種を蒔かなくてはなりません。この事を知らずに種の袋に5月〜6月に種を蒔くと書いてあったからといって5月に蒔いても、その方の住む地域の5月の気温が15度前後だとナスが発芽するのは難しいです。仮に温度の事を知っていれば、暖かい室内でポットに植えて発芽させ十分に気温が上がってから庭に植えれば問題は発生しないわけです。場合によってはポリマルチをしたり寒冷紗で覆うといった対応策も考えられます。ポリマルチにしても施す理由が寒冷対策や雑草対策であれば黒を用いますし、さらなる地温上昇効果を得たい場合は透明なものを用います。また面積が狭くさほど寒冷対策効果を望んでない場合であればわざわざポリマルチを購入する必要はなく新聞紙を敷くだけでも十分です。
 このように作業を行う理由や原因を知っていれば、間違いは発生しにくいですし、お金をかけなくても物置で何年も眠っている道具や身近なもので対応できます。

 本サイトでは長年アグリビジネスに従事してきた筆者が退職を機に今まで記録していた作業日誌やお客様に対して、言いにくかったことやしゃべれなかった等を整理し公表したものです。また皆さんが自分で工夫して家庭菜園を楽しめるようにその作業が必要な理由や原因を分かりやすく説明するように心がけてサイトを作りました。
 土をいじり野菜を育てる事は人の心も育てると筆者は思っています。もしこのサイトを見て新たに家庭菜園をやってみようと思う方や新たな発見に出会うことができれば幸いです。






野菜作り・家庭菜園について


 一言で野菜作り、家庭菜園といってもその規模や家庭菜園に費やすことが可能な時間、日当たりや水はけといった条件によって色々変わってきます。
 これらの条件については皆さんによって千差万別であると思いますので、以下に一般的に言われている家庭菜園の条件についてご紹介していきます。なお下記に記されていることはあくまでも目安であり、筆者個人的には工夫次第で何とかなる場合もあると思っております。


家庭菜園の規模

 家庭菜園を行う際に必要な面積ですが、これははっきりって野菜を植えるスペースがあればいくらでもよいわけであって、仮に土地が無い場合でもプランターで育てる事ができます。
 なお一坪(3.3u)の土地で収穫できる、野菜の大体の量を以下にご紹介しますので参考にしてみて下さい。意外と沢山収穫出来ることが分かると思います。


一坪あたりの植え付け本数と収穫量

ナス・トマト・ピーマン・キュウリ
 植え付け本数 6〜8株 収穫量 100個以上


トウモロコシ
 植え付け本数 20株前後 収穫量 20本前後


枝豆
 植え付け本数 20株前後 収穫量 10袋(1袋2株入って販売されていると仮定)


大根
 植え付け本数 20株前後 収穫量 20本以上



家庭菜園に費やす時間

 家庭菜園に費やす時間も農薬の使用の有無や規模によって異なってきますが、仮に無農薬で家庭菜園を行うのであれば、10分ほどで結構ですので毎日畑をチェックしてもらいたいと思います。また土作りや作付け、草むしりといった作業も必要ですから1ヶ月に2日ほどは時間をかけて畑をに出る日を設けてもらいたいです。



日当たり・水はけ

 基本的に日光が当たる時間は午前中を中心に長ければ長いほどよいのですが、庭では一日中日の当たる場所は少ないものです。野菜作りには最低でも午前中2時間は日光が当たる場所でないと生育不良といった障害が生じる可能性が高くなります。この場合は日陰を好む野菜や日当たりが悪くても耐える野菜(例えばミツバ、ネギ、イチゴ、ハーブ類など)を育ててみてはいかがでしょうか?
 また水はけは基本的によい方がいいのですが、ちょっとした雨の日でも水たまりが出来るような低地であれば、畑の畝を高くしたり畑全体に土を盛るといった処置が必要です。


まずは野菜作り・家庭菜園にトライしてみよう


 さてここまで色々うんちくを述べてきましたが何事も案ずるより産むがやすしで、興味があるのであれば、まずは野菜作り・家庭菜園にトライしてみましょう。実際に野菜を育ててみると色々な事が分かってきます。
 例えばその土地や野菜によって発生しやすい病害虫は異なってきますし、日当たりが良いと思って野菜を植えても、実際によく見てみると日光が当たるのは昼過ぎからであったりと(午後の直射日光は好ましくない)、実際に体験しないと分からないこと、気がつかないことは本当に多いんです。ですからまずは野菜作りにトライして家庭菜園の世界に飛び込んでみて下さい。そして家庭菜園の魅力に気がついたらあとはしめたものです。知識やスキルは自然と身についてきますよ。

 では最後に家庭菜園を始めるにあたって僭越ながら筆者からのアドバイスをいくつか申しあげて終わりと致したいと思います。



家庭菜園 初心者の方へのアドバイス

日記をつける

 一般的言うところの「作業日誌」のようなもので、種まきや植え付けの時期・気温、発生した病害虫と時期、施した肥料や農薬の種類、作物の収穫量といった事柄を野菜別に記録していきます。こうすることで次年度にむけての改善点や問題の対策が浮き出てきます。また連作障害の対策にも植えた野菜の記録は必須ですので、簡単なメモ書きでも結構ですのが記録は残すようにしてみて下さい。



まずは簡単な野菜から

 家庭菜園の初心者がいきなり難しい野菜を栽培し失敗してしまうことはよくあることで、初っぱなに出鼻をくじかれ家庭菜園への意力を失ってしまう方もたまに見られます。そうなっては本末転倒なお話です。ですから家庭菜園にチャレンジする最初の年は栽培が比較的簡単な野菜を育てるようにしてみてはいかがでしょうか?具体的にはニガウリ、枝豆、大根、シソ、サツマイモ、タマネギといった比較的痩せ地でも育ち病害虫にも強く放任してもある程度の収穫が見込める野菜がお薦めです。
 ただし筆者の経験上初年度からスーパー等で販売されているような立派で見栄えのよい野菜を育て上げたような強者はほとんどおりませんので仮に失敗しても気を落とさず、来年に向けリベンジして下さい。



他所の畑や種苗店をチェックする

 仕事の上手な方を手本とするのはどの業界でも同じだと思いますが、家庭菜園でも同様の事がいえます。特に農家の方はその道のプロですので、時々散歩がてら他所の畑を見てみると意外な発見があるものです。特に家庭菜園の専門書などに記されている内容と異なる事を行っている場合には、その土地独特の理由が隠されている場合が多いものです。また種苗店はまさにこれから植え時となる野菜の種苗がタイムリーに店先に並んでますし必要な農機具や肥料、農薬などもその時期に適した物がメインに販売されています。時には店員さんが専門的な事をレクチャーしてくれることもあります。家庭菜園をはじめると自然と他所様の畑や種苗店が気になり始めますが、もう一つ踏み込んで注意深く観察していると大きなヒントを得られるかもしれませんよ。



ネットで調べるなら信用出来るサイトを

 筆者自身ネットで情報を公開していながらこのような事をいうのは矛盾しているようにも感じると思いますが、正直ネット上の情報は信頼性にかけるものも多くそのまま鵜呑みにできない情報があふれています。筆者は野菜栽培に関する知識が一般の方より多少持ち合わせていますので、誤った情報にはすぐ気がつくことができますが、初心者の方では見分けつかず、誤った知識を身につけてしまうこともあると思います。ですからネット上で調べるときは信用出来るサイトを見るように心がけましょう。サカタのタネタキイ種苗株式会社といった種苗会社が公開しているHPはそれこそ野菜栽培のプロ中のプロが監修していますので安心して調べることができお薦めです。