ラディッシュ(二十日大根)の育て方



 ラディッシュは二十日大根とも呼ばれる小型の大根で、種まきから収穫まで1ヶ月ほどしかかからず、生のままでも食べれる手間暇のかからない身近で人気の野菜のひとつです。
 地中海沿岸から西アジアが原産地で、日本には明治以降にヨーロッパで品種改良されたものが持ち込まれました。
 とにかく手間暇がかからず、種まきの時期をずらすことにより周年での収穫も可能ですが、夏は成長が早く、冬は逆に成長が遅くなり、通常の2倍以上かかる場合もあります。





ラディッシュ(二十日大根)栽培の特徴・コツ

・乾燥に弱いので水きれには注意しましょう。

・アブラナ科の野菜なので連作障害が発生します。1度植えたら2〜3年栽培間隔を空けた方がよいでしょう。

・成長が早いので、取り遅れのないよう早め早めに収穫していきましょう。

・株間は間引いて最終的には5センチほどとしますが、間が狭いと根が十分に大きくなりません。


ラディッシュの栽培暦


ラディシュ 二十日大根 栽培暦 iカレンダー


 ラディッシュ(二十日大根)栽培におけるおおまかな栽培暦(カレンダー)は上記の通りとなります。あくまでも標準的な時期を示していますので、実際には皆さんが住んでいる地域の気候や栽培する品種により時期は多少前後します。おおまかな目安として発芽適温は15度〜25度、生育適温が15〜20度です。気温が30度を超すと成長が早くなり品質が低下し、5度以下になると成長がほぼ止まります。
 この為、気温が15度前後となる春と秋が最も栽培に適した時期となります。



土づくり

 酸性土を嫌うので、土はあらかじめ苦土石灰を蒔いておきます。プランターで育てる場合は、市販の野菜用土を使用すると簡単で便利です。
 ラディッシュは成長が早く追肥はあまり必要としませんが、その分元肥はしっかりと施しておきましょう。


種まき

 15センチ間隔のすじまきもしくは「ばらまき」とし、好光性種子なので覆土は薄くします。水はたっぷりと与え、乾燥しないように新聞紙などをかぶせておくとよいでしょう。3〜5日ほどで発芽し、芽が出てきます。なおラディッシュは生長期間が短く直根性なので、種は直播きを基本とします。



間引き・追肥

 子葉が出て本葉が3〜4枚と増えてきたら段階的に間引き、最終的には株間が5センチ程度となるようにします。間引いた後の穴は丁寧に埋めていきます。
 また、追肥は株の元気がないようであれば化成肥料や液肥など速効性の高い肥料を施します。


収穫

 種まきから1ヶ月ほどで収穫となります。本葉が5〜6枚ほどとなり、上から見て根の直径が2〜3センチほどの大きさになっている事を確認の上引き抜き、収穫します。味は早い時期に収穫した方が美味しいといわれています。なおラディッシュは収穫適期となっても草丈は10〜15センチほどなので、根を見て収穫のタイミングを決めましょう。また気温の高い夏場は一気に成長し、収穫の時期を逃すと「す」が入るので、早めの収穫を心がけましょう。



ラディッシュのプランター栽培


 ラディッシュは比較的小型のプランターでも育てる事が可能です。株自体が小さいので制約が少なく、プランターで育てる場合、夏場の暑い時期や冬場の寒い時期でも、プランターを移動させる事で暑さ寒さをしのげるので、数ある野菜のなかでも、もっともプランターの栽培に適した野菜といえます。
 小型のプランターを使う場合、乾燥が苦手なので、水切れには十分注意して育てましょう。


ラディッシュ栽培の失敗例


病害虫

 ラディッシュは栽培期間が短いうえに生食するので、薬剤を使いにくい野菜です。
 ラディッシュの主な病害虫としてはアブラムシや青虫などがありますが、これらは見つけ次第、除去していきます。また薬剤を使う場合は、薬剤の収穫前日数とラディッシュの収穫予定時期を確認し、収穫前日数内に収穫時期が入るようであれば薬剤の使用は控えましょう。
 なお、病気には強い方ですが、高温多湿の環境になると病気になりやすいので、夏場は間引く間隔を大きくし、風通しをよくするように心がけます。


根が太らない

 ラディッシュ根が太らないというのは、単純に日光、水、栄養分等が足りないのが主な理由で、日当たり、乾燥、肥料切れなどを疑いましょう。特にプランターで育てる場合は、肥料切れや水切れが生じやすいので、気をつけましょう。