福寿草



福寿草(フクジュソウ) 福寿草はキンポウゲ科の多年草です。まだ残雪残る春先に黄色い可憐な花を咲かせることから、春の訪れを告げる花として親しまれ元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)とも呼ばれています。  1月1日の誕生花で、花言葉は「永久の幸福、思い出、幸福を招く、祝福」。


福寿草の育て方 注意点・コツ

1年のうち半年は休眠状態となっていますが枯れているわけではありません。

露地栽培の場合は植えっぱなしでもよく育ちます。

根が大きく成長するので植え替え時は深く広い鉢を用意し、丁寧に堀上げる。




季節・植え替え時期


福寿草 栽培カレンダー

 福寿草はウメの花が満開をむかえるた頃に地中から蕾が顔を出し始め。黄色のかわいらしい花を咲かせます。やがて花茎を伸ばしながら、細長い葉を広げ、梅雨に入る前後には葉を枯らし、また来年の春まで休眠状態となります。


開花

 前述してあるとおり福寿草の開花 時期はまだ寒い春先です。多くの草木が休眠中の閑散とした庭で咲く花は否が応にも人々の心を引きつけます。
 福寿草の開花は光や温度に反応し、昼間でも日光がさえぎられると直ぐに花がしぼみ、再び日光があたると開花させます。花を楽しみたい場合は日当たりがよく比較的暖かい場所で育てるのが理想です。  


植え替え時期

 福寿草の植え替えは休眠中の秋に行います。理想の時期は彼岸花が咲く頃とされていますが、地上部が枯れているからといって、ジメジメした梅雨や猛暑の時期の植え替えはひかえた方が無難です。
 なお植え替えは鉢植えの場合は毎年か2年に1回行い、露地栽培の場合は4〜5年に1回を目処に行い、植え替えの際に古く傷んだ根茎や根を見つけたら除去します。ゴボウのような根が沢山がたくさんありますので、それらを傷つけないように丁寧に植え替えるのがコツです。根には沢山の栄養分が含まれており、半年近く休眠しているのに、初春に花を咲かせ、葉を茂らすことができるのはこの根に蓄えられた栄養をエネルギーとしているからなのです。


増やし方

 
株分け
 株分けは植え替えの際に行います。地下茎と芽をちゃんと確認してあまり小さく分けずに手で分かれる程度とします。芽が密集しており自然に分かれないような株は無理して分けないほうがよいでしょう。
 なお株分けの大まかな目安としては1株あたりに5〜6芽となります。

種まき
 福寿草の種は乾燥させると発芽率が低下するうえに、未成熟の場合は腐りやすいので少々注意が必要です。通常は愛好家の方々が交配させてオリジナルの種類を作り出す時などに行われますが、種を蒔いてから開花まで4年ほどかかりますので一般の方々にはあまり向いてない増やし方かもしれません。
 なお種を蒔いて増やす場合は、種を採取してすぐにまくこと。またまいてから1週間ほどは覆土をせず、その後軽く土をふりかけるます。双葉が発芽するのは来年の春ですので、約1年間気長に待つこととなります。


プランター 鉢植え


 福寿草は地表部分に比べ根が発達しているので通常の鉢植え植物よりも一回り大きく、また深いものを用意します。具体的には最低でも直径15センチの5号鉢(深さは12センチほど)程度の鉢が必要となります。
 販売されているときは小さめの鉢に植えられている事が多いのですが、この場合は根が切り詰められている為、やがて弱ってきますから早めに大きめの鉢やプランターに植え替えましょう。当然露地でも構いません。

 鉢植えやプランターの場合、芽出しから開花、葉の茂る時期にかけて水はたっぷりと与えますが、凍結の恐れのある初春は花弁に水がかからないようにします。落葉し休眠状態となる初夏以降は常に適度の湿り気を感じる程度の水やりをします。地上部が枯れているとはいえ地中の根は生きているので過度に乾燥させると枯死してしまいますので水やりは欠かすことができません。。
 また開花時期は日当たりの良い場所に置きますが、花が終わり葉が茂ってきたら木漏れ日が差すような日陰で育てます。


福寿草について



毒があります

 福寿草には毒があることで知られていますが、具体的に毒のある部分は若葉及び根であり、主な中毒症状は嘔吐、呼吸困難、心臓麻痺などで重症の場合死亡する場合もあります。見た目がフキノトウやヨモギに似ていることから誤食しないようご注意ください。


種類

 福寿草は沖縄をのぞく日本のほぼ全域に自生しており、春先に花を咲かせることから縁起のよい植物として、特に正月用の花として親しまれてきました。江戸時代の頃には園芸用の品種も多数つくられ、現在でもアマチュア愛好家の方々によって色々な種類が作られてきました。以下に代表的な福寿草の種類・品種をご紹介しますので、興味のある方は調べてみてください。


チノクフクジュソウ
 日本全国に広く自生している種類で、萼が花弁より短く、花弁の先端裏が褐色に染まる特徴があるほか、茎が分枝し多花性になる個体も見られます。


キタミフクジュソウ
 北海道の北東部に自生している種類で、1茎1花で葉裏に毛が密に生えているのが特徴です。


シコクフクジュソウ
 名前が示すとおり四国及び九州、本州の一部に自生している種類。葉の裏や花托に毛がないのでが特徴です。


福寿海(フクジュカイ)
 最も一般的に見られる園芸品種。大輪の黄色い多弁花が特徴です。


秩父紅(チチブベニ)
 花色が朱橙色の園芸品種。紅花とも呼ばれています


撫子(ナデシコ)
 花弁の縁に切れ込みのある品種。丈夫で育てやすく福寿草を代表する園芸品種のひとつとなっています。




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